円頓寺は、名古屋市東部に住む者にとっては、交通が不便だ。しかし、かつては名鉄瀬戸線の終点「堀川駅」と、名古屋市の市電「江川線」が通る繁華街だった。
先週、時間があったので円頓寺商店街を抜け、愛知県図書館まで歩いてきました。
出発は地下鉄桜通線の「国際センター」。ゆっくり歩いて10分ほどで円頓寺の交差点に着く。ここから東が円頓寺商店街、西は円頓寺本町商店街だ。
この交差点、四隅に郷土の三英傑(信長、秀吉、家康)の像がある。細かいことを言うと、家康は三河だけどね。
四人目のあなた、なぜ此処にいるの?
交通が不便と言っても、その気になれば名古屋駅も、名古屋城も徒歩圏内だ。
東の円頓寺商店街に向かう。円頓寺は、長久山円頓寺の門前町として発達した。堀川駅、市電の廃止などもあり一時は衰退していたが、近年は大須ほどではないが、下町商店街として注目されている。
「円頓寺銀座街」。銀座と言えば、小さな町でも繁華街の代名詞だが、円頓寺にも、レストランやスナックが並ぶ路地があり、昭和の雰囲気を残している。
良かげな喫茶店を見つけ、入ってみた。11時を過ぎていたのに、まだモーニングサービスをやっていた。コーヒーが出てくるまでにネットで「喫茶 まつば」を検索、調べてみた。
名古屋で一番古い喫茶店!
現在は三代目、80年の歴史がある。
戦前だ。確かに、そんな時代から続いている喫茶店は初めて。
「まつば」を出ると、江戸時代の大火の後、防火のために道幅が広げられた四間道がある。そんなに広くないけどね。以前、屋根神様を探して歩いた事がある。
五条橋は、清洲の五条川にかかっていた木造の橋を移築した。納屋橋や尾頭橋など堀川七橋の一番上流になる。東海道の熱田と、中山道の垂井を結ぶ美濃路が通っていた。
五条橋から外堀通を過ぎ、愛知県図書館に入った。「県民に開かれた図書館」、昔は便利な所にあったが、こういった散策がてらでないと、二度と来ないな。
五階に「寿がきや」があったので、遅めの昼食。やっとブログのタイトル「名古屋は好吃(ハオツー、美味しい)」にたどり着いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ブログ村ランキングに参加しています。